今回は、アルセウスVSTARをメインにしたデッキを紹介します。
特性「スターバース」で好きなカードを2枚も持ってこられる上に、ワザ「トリニティノヴァ」で後続の育成も出来るという破格の性能を持っています。
ギラティナVSTARやアローラロコンVSTARと組み合わせた構築が新環境で有利に戦える為、再び注目を集めていますね。
そんな中、今回は少し特殊な構築のデッキを考えてきました。
詳しく解説していくので、ぜひご覧ください!
コンセプト
アルセウスVSTARを登場以来ずっと使っていて、いつも思うことがあります。
ダメージがもう少し高ければ…
基本的にダブルターボエネルギーを付けて攻撃することが多いので、「トリニティノヴァ」のダメージは180になり、ポケモンVやexを倒しきることが出来ませんでした。
こだわりベルトを付けてもギリギリ届かず…
ギラティナVSTARのような大ダメージワザを持っているポケモンと組み合わせれば解決なんですが、エネ加速の為にアルセウスで1度攻撃する必要があり、テンポが少し落ちてしまいます。
そこで思いついたのが、毒でダメージを増やすという作戦でした。
アラブルタケの特性「もうどくふんじん」で相手を毒にすることで、あと少し足りない打点を補ってくれます。
アラブルタケとブーストエナジー古代さえあればすぐに使えるので、「スターバース」で簡単に揃いますね。
アルセウスにエネルギーが付かなくて攻撃出来ない場合でも、一旦毒にしておいてHPを減らしておくのもありです。
たかが毒と思うかもしれませんが、このダメージライン、
今の環境にかなり刺さっているんです。
デッキリストを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!
デッキリスト
デッキコード:LHQHPg-wmPpvM-gnnHnQ
アルセウスVSTAR
説明不要な超優秀アタッカー。
メインアタッカーをこのポケモンに絞っているので、アルセウスVでスタートしやすい & 2ターン目に安定してVSTARに進化出来ます。
現状アルセウスの特性を止めてくるカードが少ないので、「スターバース」を後半まで温存出来るのもポイント。
無理に進化してダブルターボエネルギーを持ってくるより、アルセウスVのままでトリニティチャージを使う方が強い場面も多いです。
アラブルタケ&かがやくヒスイオオニューラ
「もうどくふんじん」によってアルセウスの足りない打点を補います。
発動条件が非常に簡単で、相手が出してくれたボウルタウンや、自分のタウンデパートですぐにパーツを揃えることが出来ます。
さらにかがやくヒスイオオニューラの特性で毒のダメージを30に増やすことが出来るので、トリニティノヴァのダメージが下記のようになります。
・ダブルターボエネルギー有り
毒+こだわりベルト=240
➡ポケモンVワンパン
・ダブルターボエネルギー無し
毒のみ=230
➡ポケモンV、exワンパン
「スターバース」による確定サーチもあるので、簡単にワンパンを狙えます。
相手は180ダメージしか出ないと思って油断していることが多いので、意表をついて一気に押し切りましょう!
危険な密林でさらに毒のダメージを増やすのも強そうです。
(悪タイプのリザードンexやトドロクツキexには効果がないので注意…!)
テツノイサハex
リザードンex対策の1枚です。
毒でダメージを伸ばしてもさすがにHP330は届かないので、弱点を突けるテツノイサハexに任せます。
実はここでも毒の恩恵があって、ダブルターボエネルギーを付けてしまうと「プリズムエッジ」のダメージが下がりリザードンexを倒せませんが、毒にすることでちょうど倒しきることが出来ます。
他にも逃げエネが重いアラブルタケがバトル場に縛られた時に「ラピッドバーニア」で入れ替えることが出来たり、痒い所に手が届く優秀なポケモンです。
ピィ
アラブルタケの特性は自分のポケモンも毒にしてしまうので、逃げて自分だけ毒を解除出来るピィは結構便利です。
このデッキはジャッジマンを多用するデッキなので、お互いの手札を4枚にした後「にぎにぎドロー」で手札を増やせるのも優秀です。
(毒にしておけばダメージも与えられますし)
可愛い顔して実は重要な役割を持っているポケモンです。
プライムキャッチャー
先攻2ターン目でアルセウスをバトル場に出しつつ、相手のベンチを呼び出す動きが強力過ぎるのでこちらを採用。
毒によるダメージUPの強みを活かす為、なるべく進化前のポケモンVを呼び出したい所です。
exに対してさらにダメージを増やせるマキシマムベルトもいいと思いますが、あまりワンパン出来る範囲が広がらないかなと思い、今回はプライムキャッチャーを選びました。
ジャッジマン
アルセウスデッキといえばジャッジマンですよね。
手札干渉に弱いルギアVSTARや古代バレットに有効です。
こちらの手札も減ってしまうので事故る可能性がありますが、先ほど紹介したピィで手札を補充出来ますし、「もうどくふんじん」があればとりあえず相手にダメージを与えることも可能です。
めったにないですが、相手が暗号マニアの解読で山上に仕込んだカードをジャッジマンで流せると非常に楽しいです。
タウンデパート
「もうどくふんじん」を安定して使えるように採用しました。
ここぞという時にこだわりベルトやワザマシンデヴォリューションを持ってこられるのも便利。
最初は危険な密林も採用していたのですが、自分のポケモンにもダメカンが3個乗るのが意外と重く…
悪タイプに効かないのも地味に厄介で、最終的には抜いてしまいました。
ちなみに相手にタウンデパートを使われてブーストエナジー古代を付けられると、毒が全く効かなくなってしまうので注意が必要です。
実践結果
実際にこのデッキを使って環境デッキと対戦した時の、使用感を説明していきます。
vs. パオジアンex
毒のダメージ込みでトリニティノヴァでワンパン出来るので、かなり有利に戦えます。
最初はダブルターボエネルギー付きアルセウスでセビエやビッパを取り、パオジアンexが出てきたら後続のアルセウスで230ダメージを狙います。
なかよしポフィンでパオジアンexが持ってこられないので、1体倒してしまえばそのまま押し切れることも。
相手の残りサイド1枚まで「スターバース」を温存して、ナンジャモ + デヴォリューションで完全に動きを止めるといった戦い方も出来ます。
ポケストップでぶん回されるとさすがに厳しいので、なるべく早くタウンデパートに貼り替えるようにしましょう。
vs. リザードンex
どれだけ「スターバース」を温存できるかが勝負のポイントになります。
「スターバース」無しで上手く序盤に展開出来れば、早いタイミングからテツノイサハexでワンパンを狙います。
返しで倒されても、「スターバース」ですごいつりざおとハイパーボールを持ってくれば、すぐにテツノイサハexを再起動出来ます。
毒のおかげで、エンテイVが出てきたとしてもアルセウスで対抗出来るのが嬉しいですね。
やっぱりアルセウスで230ダメージまで出せるのが本当に偉い…!
vs. 古代バレット
元々アルセウス系のデッキは古代バレットに有利と言われていますが、このデッキもかなり相性がいいと思います。
手札干渉サポートが多いので相手の展開を遅らせることが出来ますし、
チェレンの気くばりで相手の攻撃を帳消しにすることも可能です。
相手にブーストエナジー古代が付いてしまうと、「もうどくふんじん」が効かなくなる上にダブルターボエネルギー付きのトリニティノヴァでは倒せなくなるので注意。
トドロクツキexが入っているデッキにもテツノイサハexでしっかり対策しています。
(もちろん毒トリニティノヴァで倒すのもあり)
vs. アルセウスVSTAR
まだ対面したことはありませんが、アルセウスミラーになった場合はすこし不利かもしれません。
ギラティナVSTARからは1発で倒されてしまいますし、アローラロコンVSTARには攻撃手段がありません…
毒で延々と削り続けるという策は一応ありますが…
ただし、進化前のポケモンVをワンパン出来るのがこのデッキの強みなので、相手より先に動ければ勝機があるかもしれません。
まとめ
このデッキを使っていて思ったのは、
「もうどくふんじん」を使うのに進化が必要ない為、いきなりトリニティノヴァのダメージを上げられるのが非常に強力です。
上手くいけば先攻2ターン目で相手のポケモンVを倒してたね切れ勝ちなんてことも狙えます。
かがやくヒスイオオニューラの認知度が低いので、相手にそこまで警戒されないのも嬉しいポイントです。
頂への雪道がなくなったおかげで、ルール持ちの特性が自由に使えるのも重要ですね。
今後テツノイバラexが流行るようであれば、使い勝手が大きく変わってくるかも。
デッキ紹介は以上です。
やることがシンプルなので初心者にも使いやすく、なおかつ使っていてとても楽しいのでオススメのデッキです!
この機会にぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか?
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