今回は、ボルケニオンexをメインにしたデッキを紹介します。
拡張パック「バトルパートナーズ」で登場したボルケニオンex。
バトル場にいるだけで相手のポケモンをやけどにする特性「やけつくじょうき」が強力で、ワザを使わなくてもダメージを与えていくことが出来ます。
さらに、「バトルパートナーズ」で同時に登場したこちらのポケモン、
ブーバーンと組み合わせることで、やけどで乗せるダメカンの数をさらに増やすことが可能です。
この2体のポケモンを軸に、相手をやけどでジワジワ苦しめていくデッキを作ってみました。
今回はさらに、やけどに加えて“ねむり”まで付与出来る凶悪な構築にしています…!
詳しく解説していくので、ぜひご覧ください!
コンセプト
ボルケニオンexの特性「やけつくじょうき」は、バトル場に出すだけで簡単に相手をやけどにすることが出来ます。
やけどになったポケモンはポケモンチェックの度にダメカンが2個乗るので、放置するとどんどん重症に。
コインで回復される可能性はあるものの、足りない火力を補うのに便利ですよね。
それがこのブーバーンの登場により、やけどのダメージはもはやメインのダメージ源として活用出来るレベルになりました。
このデッキの狙いたい動きとしては、
1.アクロマの執念でジェットエネルギーとタウンデパートをサーチ。
2.ジェットエネルギーでボルケニオンexをバトル場に出して、タウンデパートでワザマシン エボリューションをサーチ。
3.ボルケニオンexの特性「やけつくじょうき」で相手のポケモンをやけどにした後、「エボリューション」でベンチのブーバー2体を進化。
これだけでポケモンチェックの度にダメカンが8個も乗るようになり、やけどで相手のポケモンを倒すことが可能になります。
1度で倒せなくてもターンが帰ってきたらさらにダメカンが8個追加されるので、HPが高いポケモンに対しても相当なダメージを与えられそう。
これが後攻1ターン目から狙えるんだから驚きですよね…!
ただし、やけどは進化したり逃げたりすることで解除可能です。
せっかくやけどでダメージをジワジワ与えていても、すぐにベンチに逃げて即回復!なんてことになりかねません。
最低でも1往復はやけどでダメカンを乗せたい所…
そこで今回は、あるカードを駆使して相手の”逃げる”という選択肢すら封じてしまおうと思います。
それがこちら、
ヤミラミです。
ワザ「やみのひとみ」で相手のポケモンをねむりにします。
ねむり状態のポケモンは逃げることが出来なくなるので、やけどを回復されることなく相手のターンを消費させられますね。
ポケモンチェックでやけどもねむりも回復しなければ、きぜつするまでひたすら相手のポケモンに悪夢を見せ続けることも可能です。
さらには下ワザの「アサシンクロー」で普通に攻撃することだって出来ちゃいます。
やけどでダメージアップ条件をすぐに満たせるので、たった1エネで結構なダメージを期待出来ます。
殴ってもよし、状態異常にさせてもよし、の何でもありなコンセプトに仕上がりました。
これらのアイデアを上手く活かせるようにデッキを組んだデッキがこちらです。
デッキリスト
デッキコード:pMRyMp-MGUorY-MpMUyS
ボルケニオンex
このデッキのメインエンジンです。
ただし、使うのは特性のみ。
やけどにした後はサブアタッカーにバトンタッチして戦います。
「ヒートサイクロン」でボルケニオンex自身が戦う構築も考えましたが、現状ほのおタイプに優秀なエネ加速手段がなく今回は見送りました。
マグマの滝壺のような優秀なエネ加速手段が登場すれば、ほのおタイプメインでデッキを組んでみるのも面白そうです
逃げエネが重い為、モモワロウexがいない時はバトル場で棒立ちにならないように注意しましょう。
ブーバーン
特性「マグマのはどう」で、やけどで乗せるダメカンの数を3個増やすことが出来ます。
こちらはバトル場に出す必要は無いので、進化してしまえばどこでも効果を発揮。
やけどが回復しなければ往復で60もダメージを伸ばすことになり、非常に強力です。
この特性は場に出すほど効果が重なるので、可能であれば2体は進化させたいですね。
ブーバーンも逃げエネが重くバトル場に縛られると厄介なので、入れ替え手段は常に準備しておきましょう。
スボミー
グッズロックによる強力な妨害性能を持つスボミーですが、やけどと組み合わせることでさらに相手を苦しめられます。
効果が強い代わりにワザのダメージは控えめでしたが、やけどのダメージのおかげで攻撃性能もUP。
HPの低いたねポケモンなら余裕で倒せるくらいの火力になりました。
グッズが使えない中で毎ターン90近いダメージを出されるのは、相手にとってかなり苦しいはず。
相手に解決策が無さそうな場合は、とりあえずスボミーで攻撃し続けましょう。
デデンネ
ワザ「でんじソナー」でトラッシュのトレーナーズを回収するのが主な役目。
これだけではダメージを与えられませんが、やけどがあるので大丈夫です。
ワザの効果で回収したいのはもちろん、
エーススペックのデンジャラス光線です。
ボルケニオンexの特性が使えない場合に備えて採用しています。
グッズなので1度しか使用出来ませんが、「でんじソナー」のおかげで再利用が可能に。
デンジャラス光線の効果で相手を”こんらん”にも出来るので、デデンネが倒されづらくなるのも嬉しいですね。
無限やけど地獄で相手をとことん苦しめてやりましょう。
ヤミラミ
満を持してこのデッキのメインアタッカーをご紹介。
相手のポケモンをやけどにした状態で「アサシンクロー」を使えば、たった1エネで90ダメージを与えられます。
やけどと合わせると110~170くらいのダメージが期待出来るので、火力としては申し分ないです。
「やみのひとみ」で相手をねむりに出来るのも強力で、逃げてやけどを回復されるのを防げます。
ラティアスexの登場により、最近のデッキは入れ替え系のカードがあまり入っていないことが多いです。
いくら逃げエネが0になったとしても、眠らせてしまえばこっちのもの。
逃げることも攻撃することも出来ない相手にどんどんやけどのダメージをくらわせてやりましょう。
コイン次第な所もありますが、決まればかなりの妨害性能を発揮してくれそうです。
モモワロウex
ボルケニオンexとブーバーンの逃げエネが重いので、入れ替え手段としてモモワロウexを採用しています。
特性「しはいのくさり」でベンチの悪ポケモンをバトル場と入れ替えてくれます。
進化ポケモンのブーバーンもバトル場から逃がせるので、ラティアスexよりもこっちを選びました。
逃げるとは別の方法で入れ替えが出来るというのも強みの1つで、
- バトル場で生き残ったヤミラミを逃がしてボルケニオンexに交代
- 特性でやけどにした後に「しはいのくさり」でもう一度ヤミラミをバトル場へ
といったことが可能になります。
これがラティアスexの場合だと1回逃げた時点で動きが止まってしまうので、この差は大きいですよね。
他にも緊急ボードを付けたキチキギスexを経由することで、悪タイプ以外のポケモンに入れ替わることも出来ます。
これでスボミーやデデンネといったポケモンも使いやすくなりそうです。
ちなみに、モモワロウex自身は「しはいのくさり」の効果でバトル場に出ることは出来ないので注意しましょう。
デンジャラス光線
今回のデッキのエーススペック枠はこちらを採用。
ボルケニオンexが使えない場合には、このカードで相手をやけどにしましょう。
このデッキの弱みとして、ボルケニオンexの特性が使えないと相手をやけどにする手段が一切なくなってしまうという点があります。
結果ブーバーンの特性も無意味になり、何の恩恵も受けられないまま戦うことに…
そんな事態を避ける為に、バックアッププランもしっかり用意しておくと安心です。
やけどのついでに相手をこんらんにもしてくれますが、こんらんとねむりは重複しないので気を付けましょう。
逃げる行動も封じてくれるので、どちらかと言えばねむりを優先して狙いたい所です。
重力玉
重力玉で相手の逃げエネを重くすることでも、やけどを回復されるリスクを減らせます。
相手の場にラティアスexがいると無意味になってしまいますが、進化ポケモンを呼び出せばしっかり効果を発揮してくれます。
自分のポケモンの逃げエネも重くなってしまいますが、モモワロウexがいれば問題なし。
相手の非アタッカーを縛ってその間に好き放題やってやりましょう。
アクロマの執念
後攻1ターン目から「やけど+エヴォリューション」を決めたいので、必要パーツを持ってこれるアクロマの執念はぜひ採用したいです。
ジェットエネルギーとタウンデパート(ワザマシン エヴォリューション)をサーチすれば、即準備完了。
手札にエヴォリューションがある時はボウルタウンを持ってきてベンチ展開するのもありです。
ブーバーがなかよしポフィンに対応していないので少し難易度は高いですが、積極的に後1エヴォリューションを狙っていきましょう。
まとめ
状態異常の中では少し地味な印象があった”やけど”。
最近の毒デッキの活躍もあり余計に存在感を薄めていましたが、ボルケニオンexとブーバーンの登場により一気に可能性が広がりました。
今回は少しコントロール寄りの構築になりましたが、やけどでダメージを底上げしながらひたすら殴り続けるデッキも面白そうです。
今後炎タイプの補助カードがもっと増えていけば、そういったデッキも組みやすくなるので期待したい所ですね。
そろそろ新レギュでこんなカードが登場してくれてもいいんですけど…?
デッキ紹介は以上です。
ボルケニオンexを使ってデッキを組んでみたい方は、ぜひ参考にしてみてください!
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