今回は、チリをメインにしたデッキを紹介します。
ゲーム内では大人気のキャラですが、ポケカでの性能は正直イマイチ…
でも、せっかくならポケカでも使ってみたい!
何とか上手く活かせないか、考えながらデッキを作ってみました。
詳しく解説していくので、ぜひご覧ください!
コンセプト
まず、チリの採用を検討する際に避けて通れないのが、
アクロマの実験との差別化です。
2枚とも同じような効果ですが、アクロマの実験の方がカードを引ける枚数が1枚多いです。
その代わり、選ばなかったカードはロストゾーンに送られてしまうというデメリットがありますが…
このロストに送る効果、
ロストデッキにとっては逆にメリットになりますし、
それ以外のデッキでも、不要なカードをロストに送ることで山札を圧縮することが出来るので、
ほとんどの場合デメリットになりません。
たまに必要なカードを引きすぎて困る場合がありますが…
つまり、現状の世間の評価は、
チリを使うくらいなら、アクロマを使えばよくない?
になってしまうわけです…
なので、今回はチリにしかないメリットがないか考え、
「残りのカードを山札の下に戻す」という部分に焦点を当てることにしました。
山札には残しておきたいけど、今は必要ないカードを下に送っておくか
くらいにしか思わない効果ですが、このカードと組み合わせることで真価を発揮します。
このサバイバルセットを使うことで、チリの効果で戻したカードを、
好きな順番で山札の上に持ってくることが出来ます。
デッキトップを操作出来るということは…
キュレムVMAXの特性「はくぎんせかい」で
確定エネ加速が出来るんです。
しかもエネルギーの付け先は自由!
チリの効果で水エネを引けなければ終わり…
そもそもすりかえカップでいい…
そんな意見はいったん無視して、
何とか存在価値を見出した彼女を活躍させるべく、
作成したデッキリストがこちらです。
デッキリスト
デッキコード:fF5kfV-6rb8X8-5V1fVV
キュレムVMAX
チリとサバイバルセットのおかげで、デッキトップを確定させた上で「はくぎんせかい」が使えます。
連発は難しいと思い、採用枚数はひかえめの2-2です。
基本はパルキアVSTARにエネ加速して戦いつつ、
とどめの一撃用として余ったエネルギーを貯めておきます。
弱点が鋼タイプなので、環境に多いミライドンexデッキとも戦えるのが嬉しいポイントです。
パルキアVSTAR
少ないエネルギーで高火力が出せる上に、特性「スターポータル」でトラッシュの水エネルギーを加速することが出来ます。
キュレムVMAXの特性と合わせて、安定して盤面にエネルギーを貯めることが出来ます。
ヒスイバスラオ
最初のターンで並べたいポケモンが多い為採用しました。
正直な所、自由枠です。
「ふしぎなしっぽ」のミュウや、「すあなにかくす」のホシガリスなんかでもいいと思います。
サバイバルセット
キュレムVMAXの「はくぎんせかい」で水エネを当てる時に役立ちます。
チリと組み合わせて使う想定ですが、これ単体で使っても山下に水エネがあれば効果を発揮します。
あと、おまけで思いついた利点ですが、ナンジャモによって戻されたカードも救出出来てGOOD!
チリ
誰が何と言おうとこのデッキの主役です。
手札に加えられる枚数は少ないので、ビーダルの「はたらくまえば」等を使って上手くカバーしたい所です。
このデッキの肝である、サバイバルセットとのコンボを成功させる為に、
気合いで水エネを引き当てましょう。
冒険家の発見
デッキのコンセプト上、どうしてもキュレムVMAXを展開させたかったので採用しました。
ポケモンを山札から引き抜くことで、水エネの濃度を上げることにも繋がります。
ただし、やっぱり手札がカツカツになりがちなので、
安定感を求めるなら博士の研究にかえてもいいかも…
実践結果
今回は友人にお願いしてルギアVSTARデッキで3連戦してもらいました。
理想としてはパルキアVSTARでカビゴンやネオラントVを倒しつつ、
キュレムVMAXでルギアVSTARをワンパン出来ればいいのですが…
1試合目
先攻
序盤は少し出遅れたものの、冒険家の発見を使いながらポケモンVを展開、
悪くないペースでパルキアVSTAR1体、キュレムVMAX2体を立てられたのですが、
調子に乗ってキュレム1体にエネルギーを集めすぎてしまい、
もう1体のキュレムをボスの指令で縛られて身動きが取れず…
結局そのままキュレムが倒され、雑に置いたパルキアVもボスで呼ばれて気絶。
単純に自分のプレイが下手過ぎました…
●対戦結果 2-6 負け
2試合目
後攻
今度は相手の動きが好調で、
またしてもキュレムVMAXをボスで呼び出され、先殴りされてしまいました。
今回は何とかチリ&サバイバルセットのコンボを決めて応戦出来ましたが、
相手のバトル場は非ルールポケモンのカビゴン。
せっかくの高火力も、サイドを1枚しか取れず割に合わない状況に…
そのままサイドレースで追いつけず、2連敗…
VMAXが非ルールのポケモンに2パンされるっておかしくない?
●対戦結果 3-6 負け
3試合目
先攻
序盤は悪くない立ち上がりでしたが、
やっぱり今回もボスの指令でキュレムが呼び出される展開に。
しかし、セラピーエネルギーがサイド落ちしているらしく、
相手のカビゴンが眠ったまま番が返ってきました。
さらに、ジェットエネルギーが結構トラッシュに落ちていたので、
思い切ってかがやくゲッコウガを前に。
キュレムの特性でエネルギーを集め続け、
なんと、2連続「げっこうしゅりけん」を成功させました…!
これで相手ベンチのネオラントVとアーケオスを倒し、
その間もひたすら寝ていたカビゴンにとどめを刺して勝利!
運にも恵まれて、ようやく勝利を収めることが出来ました。
●対戦結果 6-1 勝ち
まとめ
チリを実践で使ってみた率直な感想を申しますと、
4枚しか引けないのはつらい…
これに尽きました。
2枚しか選べない為、選択に悩むことが多い上に、
手札があまり増えないので手詰まりになりがちです…
相当な愛が無いと、今の環境で使い続けるのは難しそうです。
ちなみに、実は山札の下に手札を戻せるカードは他にもあって、
このカトレアを使えば、自分が選んだ手札を好きなだけ戻すことが出来ます。
正直、今回のデッキに関して言えば、
チリより使い勝手が良いと思います。
博士の研究やナンジャモと違って、
現状の手札をキープしながら山札を引ける。
(かつ、カードをトラッシュやロストしなくていい)
といったメリットを活かして、チリは2進化デッキで採用する方が輝けるかも。
デッキ紹介は以上です。
シールド戦以外でもチリを使ってみたいそこのあなた!
ぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか?
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