今回は、イダイナキバをメインにしたデッキを紹介します。
ワザ「じばんほうかい」で相手の山札をどんどん削っていくLOデッキが環境でも猛威を振るっていますよね。
シティリーグやCLでも活躍して注目を集めた結果、ある程度対策方法がバレてきたイダイナキバですが、今回はあるデッキを参考に、一味違ったタイプのデッキに仕上げてみました。
詳しく解説していくので、ぜひご覧ください！
コンセプト
まず初めに、一口にLOデッキと言っても色々な種類があり、ポケカでいうと主に下記の3つがあげられます。
- ワザや特性で相手の山札を削って最短で山切れを狙う型
- 攻撃出来ないポケモンを縛って攻撃を封じる型
- エネルギーをトラッシュし続けてワザを使わせなくする型
それぞれの型によって戦い方やデッキの構築も全く別物になります。
イダイナキバLOは「1」の”相手の山札を積極的に削っていく”タイプのデッキになりますね。
「じばんほうかい」で相手の重要なカードをトラッシュ出来るのが強力ですが、相手からの攻撃も許してしまうので山札を削りきる前に倒されてしまうことも…
そこで今回は「2」の”相手の攻撃を封じる戦術”も組み込むことにしました。
参考にしたのはもちろん…
みんな大好きカビゴンLOデッキです。
特性「とおせんぼ」で攻撃出来ないポケモンをバトル場に縛って攻撃を封じるのが強力なデッキですよね。
ただし、カビゴンをバトル場に出していると「じばんほうかい」が使えなくなるので、別の方法で相手ポケモンを縛る必要があります。
そこで今回はこちらのポケモンを採用しました。
ワナイダーexの特性「トラップテリトリー」は、場にいるだけで相手の逃げエネを1個増やしてくれます。
例えばビーダルを呼び出せば、相手は逃げる為にエネルギーを3個もトラッシュするハメに…
それを防ぐ為にアタッカーを1体しか出してこない相手には、「ワイヤーハング」で攻撃してたね切れ勝ちを狙うことも可能です。
2つの強力なLOデッキを組み合わせればさらに強くなるのでは…？という安直な考えから生まれたデッキリストがこちらになります。
デッキリスト
デッキコード：fkVV5v-3IayiF-VFbkkb
イダイナキバ
このデッキのメインアタッカー。
ブーストエナジー古代のおかげで耐久力を上げられるので、「じばんほうかい」が使える回数を増やせます。
今回は闘エネルギーを採用していないので、「きょだいなキバ」は使えません。
攻撃はワナイダーexに任せて、とにかく山を削ることに集中しましょう。
ワナイダーex
相手の逃げエネを増やして逃げづらくさせます。
効果は重複するので、ベンチに余裕があれば2体立てたいですね。
「ワイヤーハング」もそこそこのダメージが出せるので、このポケモンで攻撃するプランも十分強力です。
相手にブーストエナジー未来が付いてしまうと、どんなに逃げエネを増やしても意味が無くなってしまうので注意。
運よく「じばんほうかい」でトラッシュ出来るといいのですが…
ロストスイーパーを採用するのもいいかもしれません。
ロトムV
カビゴンLOデッキから連れてきました。
特性「そくせきじゅうでん」が優秀で、序盤の手札補充はもちろん、オーリム博士の気迫が引けなかった時に一旦体制を立て直すのにも使えます。
今回のデッキにはポケギア3.0や探検家の先導を採用していないので、手札が少なくなりがちです。
序盤は無理にワザを使おうとせず、ロトムVで手札を増やすことを優先しましょう。
アンフェアスタンプ
カウンターキャッチャーで相手の攻撃出来ないポケモンを縛った上で、アンフェアスタンプで入れ替え手段を山札に沈める動きが強力です。
手札干渉は相手の山札を増やしてしまうのでLOデッキとは相性が悪いように思えますが、「じばんほうかい」で能動的に山札をトラッシュ出来るので問題ありません。
アンフェアスタンプはグッズなので、オーリム博士の気迫と同時に使えるのも強力ですよね。
タマンチュラがHP50しかなく倒されやすいので、あえてバトル場に出して序盤からアンフェアスタンプを狙っていくのも面白そうです。
ナンジャモ
今回のデッキでは、思い切って探検家の先導の枠を全てナンジャモに変えています。
「じばんほうかい」で4枚トラッシュ出来なくても、非アタッカーを縛れば十分時間が稼げるので、相手の動きを妨害することを優先しました。
基本的にこちらはサイドを取らないので、いつ使っても6枚引けるのも嬉しいポイントです。
ナンジャモを使った後は「じばんほうかい」で1枚だけトラッシュしてもいいですし、
ロトムVの「そくせきじゅうでん」で手札を増やすことも出来るので、手札や状況を見ながら臨機応変に使い分けていきましょう。
実践結果
今回はジムバトルに参加してデッキの使用感を試してみました。
1試合目
リザードンex 後攻
LOデッキにとっては元々有利なリザードンexですが、今回のデッキはどうでしょうか…？
こちらのスタートポケモンがイダイナキバだったので、すぐさまLOデッキであることに気付いた相手はヒトカゲだけを並べて終了。
そしてこちらはタマンチュラを出して草エネを付けてナンジャモを宣言。
相手からしたら「？」が止まらない状況だったと思いますが、こちらの思惑としては大成功…
リザードンexに進化して攻撃してくれば、いつでもワナイダーexで返り討ちに出来る体制が完成したのです…！
相手がことの重大さに気付いた時にはワナイダーexは進化を終えて準備万端。
相手の動きが鈍っている間にこちらはイダイナキバで少しずつ山札を削っていきます。
探検家の先導がない分どうしてもトラッシュする速度は落ちますが、特に難しく考えることもないので返って試合時間は短くなったかも笑
しびれを切らして突っ込んできたリザードンexをワナイダーexで返り討ちにして、残ったヒトカゲも進化先とエネルギーが足りなかったみたいで、そのまま山札を削り切って勝利。
よくよく考えればリザードンexに特化しまくった構築なので勝てて当然なんですが、ひとまず1勝出来て良かった…
●対戦結果 2-3 勝ち(山札切れ)
2試合目
イダイナキバ 後攻
2戦目はミラーマッチ。
相手がかがやくゲッコウガを出してくれたので、これは縛るチャンス！と思ったものの、
相手もLOデッキなのでカウンターキャッチャーが使えず…
ボスの指令を入れてなかったことを非常に後悔しました…
結局山札の削り合いになったのですが、ここでこのデッキの強みが発揮されます。
探検家の先導をナンジャモに変えたことで、お互いの山札の減り方に大きな差が出たのです…！
相手は探検家の先導で自分の山札を4枚トラッシュしなければならないのに対して、こちらはナンジャモでむしろ山札を増やすことが出来ますからね。
「じばんほうかい」のトラッシュ枚数では少し劣っていましたが、最終的には相手の方が早く山札が尽き、「じばんほうかい」で最後のピジョットVをトラッシュして勝利しました。
相手が攻撃してきた時に備えて、ワナイダーexでしっかり反撃の準備もしていましたし、よっぽど大事なカードが連続でトラッシュされない限りミラーマッチでも有利に戦えそうです。
●対戦結果 0-0 勝ち(山札切れ)
3試合目
ルギアVSTAR 後攻
最後に相性の悪い相手が来てしまいました…
出すポケモン全てがアタッカーになれるので、カウンターキャッチャーで相手を縛る作戦は使えず…
しかもほとんどのポケモンが200ダメージ以上のワザを打ってくるので、ブーストエナジー古代をつけて耐久することも出来ませんでした。
苦し紛れで出したワナイダーexもチラチーノに1発で倒され敗北…
エリカのおもてなしを採用してネオラントVを縛れていればまだ少しは可能性があったかも？
色々と課題の残る試合になりました。
●対戦結果 0-6 負け
まとめ
大きく注目を集めたことで対策もとられるようになったイダイナキバLOですが、今回の構築は戦い慣れた相手にも意表をつけるのではないでしょうか。
エリカのおもてなしやマンタインのような、相手の攻撃出来ないポケモンを無理矢理場に出させる方法があるとさらに強くなりそうです。
クラッシュハンマーや改造ハンマーを採用して、とことん相手を妨害しまくるのも面白いかも…？
デッキ紹介は以上です。
いつもと少し変わった勝負がしてみたい方、ぜひ使ってみてください！
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