今回は、安いカードだけでもポケカを楽しむ工夫について紹介します。
スターターデッキやデッキビルドBOXで誰でも簡単に始められるポケモンカード。
ですが、ちゃんと勝てるデッキを作ろうとするとそれなりに出費が必要です。
特に環境デッキで必須とされるロトムVやキチキギスexのような汎用カードは、始めたばかりのプレイヤーが簡単には手が出せない程に高騰しています。
高いカードが買えないから環境デッキに勝てない…
そんな理由でポケカを楽しめていない人を1人でも救うべく、なるべくお金をかけずに勝てる方法を考えてみました。
思いつく限りのアイデアをまとめたので、最後までぜひご覧ください!
ポケカを安く楽しむ工夫
安く組めるデッキを使う
高いカードを使わなくたって、強いデッキはたくさんあります。
環境上位のデッキには少し見劣りするとしても、全く歯が立たないなんてことはないです。
この記事でも後ほど紹介しますが、「ポケカ 安く組めるデッキ」などで検索すればいくらでもお手頃なデッキリストが見つけられます。
まずはその中から興味があるデッキを見つけて作ってみましょう。
ポケカの環境はすぐに変わるので、あんなに強かったデッキがいつの間にか環境外になっていたりすることも。
Tier1デッキにこだわるよりも、色んなデッキを使ってたくさん経験を積んだ方がお得ですよね。
特定の環境デッキに的を絞って対策カードを多めに入れるのもアリです。
そういった対策カードは比較的安く入手出来るので、少ない費用で有利に戦えます。
色々試す中で自分の相棒と呼べるポケモンも見つかるかも…?
高いカードはいったんプロキシでお試し
そうは言っても高いカードが使いたいんだ!
そう思っているあなた、まずは「プロキシ」でそのカードが本当に必要か試してみましょう。
知ってる方も多いかもしれませんが、プロキシとは持っていないカードを代用品で補うことです。
印刷した紙をスリーブに入れて使ったり、効果やイラストが似ているカードを別のカードとして扱ったり、やり方は人それぞれです。
実際に欲しいカードをいったんお試ししてみることで、
あれ、このカードあんまり強くないかも…
やっぱりこのカードがないとこのデッキはまわせない!
といった使用感が確認出来るので、無駄な買い物をしてしまうリスクを減らせます。
もちろん、公式戦では使用出来ないので注意!
あくまで友達と遊ぶ時や1人回しする時にだけ使いましょう。
気になったカードをどんどんプロキシで試していけば、意外なカードの強さに気付くことも出来るかもしれませんね。
とりあえずジムバトルに出てみる
どんなに未完成のデッキでも、とりあえずジムバトルに出てみることでたくさんの収穫を得ることが出来ます。
誰も他人のデッキにケチをつけたりしませんし、環境外のデッキを使う人ともたくさん出会えます。
ジムバトルの参加賞としてプロモパックがもらえる上に、なかよしポフィンなどの貴重な汎用カードが配布されるイベントもあるので非常にお得です。
プロモパックは参加さえすれば貰えるので、カードが60枚揃ったらすぐにジムに向かいましょう。
実際に対戦すれば、より一層ポケカの楽しさに気付けるはずです!
エーススペックは安物でも十分強い
デッキを作る上でまた1つハードルになってしまうのが、エーススペックです。
強力な効果を持っているので確実にデッキに採用したい必須カードですが、それぞれの価格は雲泥の差があります。
デッキの強さにも大きく影響を与えるカードなので、ここでも不公平さを感じてしまうかもしれません。
ですが安心してください、エーススペックはどれを使っても強いです。
使いやすさの差こそあれど、デッキに1枚しか入れられないカードが弱いわけありません。
さらに対戦相手が絶対予想出来ないようなエーススペックを使うことで、意表を突くことも可能です。
リザードンexにレガシーエネルギーを付けて強引にサイドが1枚しか取られない盤面を作ったり、
サーナイトexにマキシマムベルトを付けて、不意打ちの240ダメージを狙ってみたり。
(これはさすがに違うかも)
せっかくだし手に入ったエーススペックはどんどん使ってみましょう。
いつの間にか高騰してた…なんてこともあるので、安く買えるものは今のうちに集めておくといいかもしれません。
高額カードはこれで代用
ロトムV
すっかり環境デッキのスタメンとなってしまったロトムVですが、新規勢が今から買うのはかなりしんどいお値段…
そんなあなたにはこちら、
ザマゼンタVをおすすめします。
特性「おうじゃのかまえ」で「そくせきじゅうでん」と同様に手札を増やせます。
手札を全てトラッシュしなければなりませんが、ロトムVの20分の1で買える値段だと考えれば文句は言えません。
重要なカードをトラッシュしないように、夜のアカデミーやホシガリスと組み合わせて使うとより安心です。
あえてエネルギーをトラッシュに送ることでオーリム博士の気迫を使いやすくするなど、トラッシュ効果をメリットとして考えることも出来ます。
もちろん森の封印石も付けられますし、初心者プレイヤーはまずここから試してみましょう。
キチキギスex
こちらもロトムVと並んで2大汎用ポケモンとなったキチキギスexですが、残念ながら今のところ代用カードはありません…
だったら相手にも使うのをやめてもらいましょう。
テツノイバラexの「イニシャライズ」でルール持ちポケモンの特性を止めることで、強制的に自分と相手の条件を同じにすることが出来ます。
これならキチキギスexを持っていようが「さかてにとる」は使えませんし、最初から持っていないこちらの方が有利になるというわけですね。
「いたずらロック」のクレッフィでも特性を止めることが出来ますし、徹底的に相手のキチキギスexを封じる動きを取るのもおすすめです。
本当は純粋な代用カードを紹介したかったのですが…
無いものは無いので、切り替えていきましょう!
なかよしポフィン
ファーストエントリーキャンペーンで多くの人に配布されたなかよしポフィンも、その汎用性からまだまだ値段が下がりません。
複数のデッキを組みたい方にとっては何枚あっても足りないカードですよね。
そんななかよしポフィンの代用カードはこちら、
スピンロトムです。
無色タイプ限定にはなってしまいますが、手札に加えられる枚数はポフィンよりも上です。
ピジョットexやビーダルを出しやすくなるので、デッキの安定感を底上げしてくれます。
ヨルノズクと合わせて使うとさらに強力ですが、持っていない人にはこちらをおすすめ。
スピンロトムから持ってこられる便利ポケモン三銃士です。
- カモネギ:「でたとこせおい」でワザマシンを持ってきて進化やエネ加速に
- メタモン:「へんしんスタート」でどんなポケモンにも変身可能
- ペラップ:「アカペラ」でさらにベンチ展開
「ファンコール」からさらに複数のカードを展開出来るので、無色タイプがメインではないデッキでも活躍してくれます。
スピンロトム自身のワザ「とつげきランディング」も優秀なので、入れておいてきっと損はしないはず。
ヨルノズク
再録のおかげでだいぶ安くなったヨルノズクですが、一応このポケモンの代用カードも紹介しておきます。
それがこちら、
「ばくそうドロー」のドードリオです。
ヨルノズクのように狙ったカードを持ってくることは出来ませんが、毎ターン1枚手札を増やせる上に、アタッカーもこなしてくれます。
似たような役割を持つビーダルと比較すると、
- HPが100なのでスピンロトムから持ってこられる
- 逃げエネが1なので縛られにくい
- 最大290ダメージの攻撃性能
といったメリットがあり、十分な差別化が出来ています。
テラスタルポケモンを入れる必要もなくなるので、非ルール中心のデッキを作る時にも役立ちそうですね。
終盤の手札干渉にも少しだけ強くなりますが、「ばくそうドロー」で引けるのは1枚だけなので過信はNGです。
大地の器
ドラパルトexや古代デッキなどで使われている大地の器。
出来れば2枚から3枚は持っておきたいですが、まとめて揃えるには少しお高めです。
そんな時にはこのカード、
はげましのてがみで代用です。
前の相手の番に自分のポケモンが気絶しているという条件付きですが、山札から3枚エネルギーを持ってこられます。
大地の器と違って手札を1枚トラッシュする必要もないので、デッキによってはこっちの方が使いやすいかもしれませんね。
あえてHPの低いポケモンを採用することで、はげましのてがみをより使いやすいように工夫しておくとなお良しです。
ペパー
何度も再録しているのにいまだに安売りされないペパー。
それだけ優秀で需要があるということですね。
ペパーの代用は、このカードがおすすめです。
アクロマの執念はサーチできるカードの種類こそ違いますが、ペパーの代用カードとしてある程度役割を果たしてくれます。
まずは1枚スタジアムを加えられるので、
タウンデパートを持ってきて、ペパーと同様にポケモンの道具をサーチすることが出来ます。
場合によってはボウルタウンを持ってくることで、ボール系のグッズの代わりに活用することも可能です。
偉大な大樹があればふしぎなアメの代わりにも使えますね。
このようにグッズやポケモンのどうぐを間接的にサーチ出来る上に、エネルギーまで手札に加えることが出来ます。
エネルギーが手札に無くて手貼りが出来ない…といった事態を防いでくれるので非常に助かりますよね。
特殊エネルギーまでサーチ可能なので、出来ることの幅は無限に広がりそうです。
個人的には4枚採用してもいいと思っているくらいおすすめのカードです。
安く作れるオススメデッキ
パオジアンexデッキ
デッキコード:Kcc44D-Ti8Ti0-cx8xxa
バトルマスターデッキ パオジアンexを少し改造して作ったデッキです。
お店によっては定価より安く売られていることもあるバトルマスターデッキは、初心者が初めて買うにはピッタリの商品です。
エーススペックが入っていないので、今回は比較的安価なポケモン回収サイクロンを入れてみました。
パオジアンexを回収して「わななくれいき」を使いまわすことで、1ターンに大量のエネルギーを持ってくることが出来ます。
他にもダメージを負ったパルキアVSTARを回収したり、バトル場に縛られたビーダルを撤収させたり、使い方は様々です。
ネストボールやスーパーエネルギー回収にカイなど、バトルマスターデッキには最初から優秀なカードがたくさん収録されているので、買ってすぐに本格的なバトルを楽しめます。
ここからどんどん自分好みに改造して、デッキを強くしていきましょう!
レジギガスデッキ
デッキコード:yM3XMU-6LcbW8-pUSM2y
6種類の「レジ」で構成されるレジギガスたちも、それぞれストレージから格安で集められます。
ゼロの大空洞の登場により、レジギガスたちを6体並べた上でさらに他のポケモンを出せるようになりました。
タケルライコexが「きょくらいごう」でトラッシュしたエネルギーをレジギガスの「こだいのえいち」で再利用出来るので、毎ターン大ダメージを狙えます。
さらにプレシャスキャリーを使えば、一気にレジギガスたちをベンチに並べることも可能です。
上手くいけば後攻1ターン目からフルパワー「きょくらいごう」が打てるかもしれませんね。
安いだけじゃなく使ってて楽しいデッキなので、いつもと違ったデッキを使ってみたい人にもおすすめです。
テツノイバラexデッキ
デッキコード:M2yyMU-EIkEW9-Sp3XS2
世界大会での活躍もあり少し高騰気味のテツノイバラexですが、それ以外のカードが安いのでトータルでは安価に組むことが出来ます。
テツノイバラex以外のポケモンが一切入らないので、ロトムVやキチキギスexも必要ありません。
さらに「イニシャライズ」で相手のロトムVたちを止めることも出来るので、高いカードが買えないプレイヤーにとっては救世主のような存在です。
コントロール系のデッキなので初心者には難しいと思いきや、ポケモンが1種類しかいないので動きはとてもシンプルです。
もちろん突き詰めていけば奥が深いですが、練習すれば初心者でもある程度使いこなせるようになるはずです。
友達同士の対戦で使うと少しだけ空気が悪くなるかもしれませんが、これも立派な戦術なので堂々と勝負しましょう。
いしずえのめんオーガポンexデッキ
デッキコード:xacKxY-kKj0iJ-cc84cK
いしずえのめんオーガポンexを使うことで、相手の特性持ちポケモンからの攻撃を一切封じてしまうデッキです。
詳しいデッキ解説はこちらの記事で紹介しています。
環境で活躍するデッキをこれでもかと対策した構築なので、強いデッキにどうしても勝ちたいという人におすすめです。
安いカードも組み合わせ次第でいくらでも強いデッキが作れます。
自分が持っているカードをもう一度見直して、上手く活かせる使い方を考えてみましょう。
苦労して考えたデッキで試合に勝った時は嬉しさも桁違いです。
ぜひ楽しいポケカライフをお過ごしください!
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